人権クイズ

人権クイズ1-1

 

問題 短い物語を6つに切ってバラバラにしたカードがあります。 元通りの意味が通じる文章に並べなおしてみましょう。

 

A .車いすの青年がいました。
B .道をたずねると、親切に教えてくれました。
C .どうやら旅行者のようですが、道に迷ったのか地図を広げ、辺りを見回しました。
D .近くの病院から家に帰る途中のようです。
E .大きなカバンを持ったアベックが歩いていました。
F .青年は、二人にとても感謝しました。

  →人権クイズ1-1の答えはこちら
 

 意味の通じる物語になりましたか?

 

 簡単にできあがったでしょうか、それとも案外に難しいなと感じましたか?

 

 「旅行しているのは車いすの青年だ」と気づいていただけましたか?

 

 私たちが無意識のうちに「旅行するのは健常者だ」という固定観念を持っていると、なかなかそれに気

 

 づくことができません。

 

 実はこの固定観念が、私たちの社会に大きな人権問題を引き起こしているのです。


 もう一度私たちの心の中にある何気ない固定観念を、人権という観点から問い直して見ませんか?


 

人権クイズ1-2                

問題:6つの文章を並び替えて、意味の通じる物語を作ってみましょう。
  (固定観念に惑わされると、文章が完成しないようになっています。)

A.夕食後、お風呂に入っている間に、「メモは読みましたか。会が長引きそうなので、帰りが遅くなります。」という留守番電話が入っていました。
B .メモには、「これから保護者との会があるので出かけます。夕食の支度はしておいたので、先に食べていてください。」と書いてありました。
C .それを聞いて、「エーッ、お父さんも!」と思わず声が出てしまい、一人で留守番をしていた私は不安になりました。 
D .私は小学6年生です。夕方、学校から帰ると、食卓の上に保育園に勤める親からのメモがありました。
E .「今、会社のトラックからだよ。配達は終わったけど、道がすごく混んでいるので帰りが遅くなるよ。」と言いました。
F .夕食を終えたとき、親が電話をしてきました。

 

    →人権クイズ1-2の答えはこちら
  

 うまく並べ替えができましたか?


 最近は働く女性が増えていろいろな職業に就いています。

 

 職業を選ぶときの性別による制限は少なくなりつつあります。

 

 しかし、私たちの意識の中ではまだ、「看護や保育は女性の仕事」とか「力仕事は男性の仕事」という

 

 意識が残っていないでしょうか。